寛ぎからのショウタイム
今回は、夜の街「中洲」のお話です。
景気低迷期から、中々抜け出せない昨今、ましてや、中州のクラブ・スナック業界も飲食店以上に打撃は、半端ではないありません。今回は、こんな世の中で、週末もウィークデイも予約無しでは、お店に入ることは難しいメンバーズスナックのお話しです。
今までは、飲食関係のお話しでも、居酒屋・料亭・レストラン等のお話をメインにさせて頂いていましたが、今回はあえて、アフターディナー「飲み」のお話しをさせて頂きます。
では、何故時期に「遊び」のカテゴリーに属するスナックが大繁盛しているのでしょうか?
店内は、カウンターが8席とボックスが約30席とシックにまとまったフロアです。料金は、セットが、カウンター5000円・ボックス6000円とリーズナブルな価格だと思います。
何が違うのか?何が凄いのか?
先ず座って、ご新規のお客様には、写真のサービスがあり、来店人数分を1スナップに収めてくれて、数分後には、全員に手渡されます。
ここで、1つめの嬉しいサービスです。
その後、ママが挨拶に来られ、そこで、ご新規のお客様の名前を聞きます。
時間にしたら、ここから約30分程で、お店の真骨頂であるショウタイムが始まります。
ショウタイムといっても 脱いだり派手に踊ったりではなく、着物姿のママがメインで、カラオケの替え歌が始まるのです。
この歌い振り付けの姿は、艶やかで、品があり 扇子の使いも抜群です。チーママとの連携は、まさにシンクロしているであろう動きです。動きというより、「舞い」と言いたい。
もう、この替え歌が、凄いの何の 言葉では言い表せない絶妙の間合いと語呂合わせなんです。
そして、歌詞の合間に、先ほどのご新規のお客様の名前を混ぜ歌いながら進行していきます。
そのお客様の顔は、殆どの方々が、ほころんでいる。
曲のレパートリーは、十数曲、無論歌詞カードなど使いません。
1回だけお名前を聞き、メモも取らず歌いながらにお客様の座っている席を指し、お客様の名前を混ぜ歌うのです。
まさに、「プロ」です!まさに、演目といっても過言ではありません。
新規のお客様に対する心配り、常連のお客様にも無論飽きさせること無い配慮。
本来、人って仕事が終わり、日常から非日常へのシフトが必要なのではないでしょうか。
毎日アクセク働き、家と仕事場の往復では、ストレスも溜まるし、効率も悪くなります。仕事仲間のコミニュケーションも、仕事場以外で、図りたくなります。なので、日常をほんの一瞬離れて、女性との会話を愉しむ時間は、必要な事だと思います。
歴史の事を上手に話すことは、出来ませんが、昔から「お座敷遊び」という文化があり、そこから、カフェ→スナック→クラブと形式を変え、又、残しながら社会構造の変化と時代の流れで、今の「飲む」文化が定着したのではないでしょうか。
よく耳にするのが、昔、日本が高度成長期を迎えていた頃は、様々な仕事の交渉の場として料亭が使われていたと聞きます。それは勿論、料理の素晴らしさやおもてなしがあるからでしょうが、一番の目的は、「お座敷遊び」にあったと聞きます。そう、「遊び」なのです。
日々、一生懸命仕事をする毎日。
月に数回、娯楽の時間って必要ではないでしょうか。
何も、スナック・クラブに行って遊んでくださいと言っているのではありません。
本来、人は、娯楽無しにしては生きていけないという事なのです。それは、趣味かもしれません。
お酒を飲まない方は、魚釣りであったり何かのコレクションであったり、様々です。
家族養う為だけでなく人は、何か愉しみなくして、一生懸命働けるのでしょうか?
息抜きや笑ったり休んだりが、必要不可欠です。
しかし、現在の低迷する景気の中で、内需も下がっている昨今、一番に削られるのは「娯楽」だと思います。
その削られる娯楽の中で、外食の中で特に、スナック・クラブは、足が遠のく娯楽だといえるでしょう。
何が言いたいのか、それは、一番削られる中で、大繁盛を成し遂げているお店の「力」です。人を元気にする「力」は、究極のおもてなしの中に存在しているのではないでしょうか。















