先ずは、「接客」と「売りメニュー」で売上げは、上がる
鮮度、産地に拘った食材、入手困難なお酒、こういう品揃えの飲食店は、ざらに多い。
2010年を迎え、どのように飲食店は生き残って行くのか・・・。
2009年、飲食店は、どれだけ閉鎖したでしょう。
たった1年で、すごく淘汰されている状態です。
何故、こんなにも飲食店が多いのでしょうか?
飲食店を持ちたいという願望がある人は、かなり多いです。
それは、娯楽のそして楽しみの基本的な存在でもありますよね。
私は、この飲食業界の世界で20年以上携わってまいりましたが、景気が悪いとはいえ、1~3年続くお店は、マレです。
10年続けているお店は、大体3%という事例があります。
外食産業として、どうやって生き残るのか・・・。
書いて字の如く、ガイショク「外(そと)食(しょく)」なんです。
外で食べる・・・わかりますよね。 家で食べるのとは、訳が違う!
外食は、サービス産業でもあるのです。
私が、手掛けさせて頂いた、1件のお店の事例を紹介させて頂きます。
2007年2月に、居酒屋の店舗出店に、出店場所のリサーチから携わりました。
アジアン風居酒屋で出店場所は、天神です。
オーナーは、化学調味料を一切使わず、有機野菜だけを使用して調理をするとの事。
普通の方々がお聞きになると、
「へぇ~ 身体に良い食材で、アジアン風・・・いいんじゃない。」
と おっしゃる方々多いのではないでしょうか。
オーナーは、すっかりやる気になっていました。
オーナーにオープンするにあたり、どのようにお考えですか?と尋ねたところ
自身の知人関係にDM数百枚、あとは、近隣の会社ビルにポスティング数千枚・・・
メニューやホールに関しては、空いた時間にやろうと思う。とのお話しでした。
「いい食材を使い美味しい物を出せばお客は来る!」とおっしゃっていました。
それより、店内レイアウトや色使い、看板について、進めていました。
私は、危機感というより それ以上のものを感じていました。
上記は、開業1ヶ月前の話です。
私は、当初から オーナーに申し上げていました。
基本事業計画は、どのようになっていますか?
- ターゲット層は?(年齢層・男or女・カップル)
- 認知向上対策は?(ホームページ・紙媒体・メディア) これ(2)に伴う予算は?(月間・年間)
- サービス研修は?(接客指導・店内導線のシュミレーション)
- メニュー構成は?(メイン料理の写真・位置・ページ数・酒類科目)
- 売り上げ見込み根拠は?(立地周辺の店舗数・周辺店(同業種)の売上げリサーチ)
- 仕入れ業者とのすり合わせは?(変動価格仕入れ・固定価格仕入れ・仕入れ業者からの同業種売上げ傾向の推移)
この時私は、オーナーにお仕事としてお店のオープンを依頼されるのか尋ねました。
するとオーナーは、出店場所決まったから後は大丈夫だとおっしゃったので、「わかりました」では頑張ってくださいと出店までのお手伝いとさせて頂きました。
上記のような事を言われるのが、多少疎ましかったようにも思いました。(笑)
先ずは、1~6まで、申し上げましたが、まだまだあります。
準備しなければならない、意識的なものと、物理的なもの・・・
ここに書き上げだすと、きりがありません。
少し、余談になりますが、何故、私がここまで言うかと思われる方、多いと思います。
そこまでしないといけないのか?
それは、私自身が、業界24年その内、現場を18年経験してきたからです。
自身で、赤坂にて飲食店を10年経営してまいりました。
自社焼酎を開発した為、お店を売り、そのお金を全て焼酎の開発及び販路拡大費用に当て、自社開発焼酎販売促進と今までの経験を活かし飲食コーディネーター・コンサルタント業務主とした「オフィスシンクロ」を2004年に立ち上げました。
店側の視点、お客側からの視点 これには大きなギャップがありました。
私が店を離れ、メーカー側の視点になった時、このギャップが痛切に感じました。
痛切を通り越し、客観性がどれだけ大切かを思い知らされたのです。
そして、ここ数年の外食業界を目の当たりにしてきました。
生半可な世界じゃありません、本当に厳しい世界です。
しかし、素晴らしい魅力のある世界でもあります。
だからこそ、徹底的に外食そのものを 磨き向上し、勉強・努力しなければならないのではないでしょうか。
話しを戻しましょう オープンして3ヶ月後、そのオーナーから電話がありました。
ここ3ヶ月で「250万円」しか上がらない。
店のキャパは約25坪、家賃は33万円。スタッフ(バイト込)は、オーナーを含め4名。
どう考えても、月/220万円で、損益分岐です。
それでもオーナーの給料は・・・書かずともわかりますよね。
損益分岐220万円、これでもかなり低い数字です。
悲鳴のように、どうしていいかわからない!という相談でした。
君が言った、計画がどれだけ大切か良くわかる。
今からでも間に合うだろうか?
という相談でした。私は、先ず聞きました。
(私)ランチの仕掛けどうしました?
(オーナー)以下(オ)近隣ビルにポスティングと外看板に大きく貼り出しました。
(私)ランチにて知名度向上を図りましょう。男女比率は、どのような感じですか?
(オ)7:3で、女性です。
(私)では、女性専用に見える、ヘルシー&美容ランチを仕込みましょう。
○○を入れたメイン料理で、その○○をお客さんの目の前で入れてください。
パフォーマンスも必要です。それと、デザートには、○○を日替わりで!
(オ)そんな事したら、料理の味が変わるのではないかな?
料理長も正直あまりの乗り気でないような・・・
(私)試してみたのですか?先ずは、やってみてください!
お客様に嘘をついたり、偽った物を提供する事は許されません。
味が、変わるって言うのは、誰の判断ですか?
不味くなると頭で決め付けていませんか?
そして、このヘルシー&美容ランチをテレビ局にリリースかけましょう。
女性皆が食べたくなる料理です。
原価率が上がりますが、1ヶ月乗り切って、看板ランチメニューに仕上げます。
そして、ランチ時に、お客様へのメッセージカードを配ってください。
それと、接客指導のプログラムを作成しますので、来週から取り掛かります。
接客に関しては、これもまた、書き出せばきりがありません。
私の指導の中で、もっとも重要であり、絶対に使ってはいけない言葉があります。
それは、「少々お待ちください」です。
この「少々お待ちください」ほど失礼な言葉は、ありません。
普段聞きなれた、丁寧な言葉のように使っておられるでしょうが、こんな失礼な言葉が、丁寧語に、属しているなんて考えられません。「お待ちください」ですよ・・
「少々お待ちください」これは、お客様に待って頂く事を命令しています。
これを下記のように、
「少しだけお待ちいただいてよろしいでしょうか?」
もしくは、
「只今込み合っております、少しお時間かかっていますご容赦ください」
であれば、どれだけ気持ちがいいでしょう。
電話応対に然り、テーブル・カウンター接客に然り、いかなる場合も当てはまります。
これは、飲食だけではありません。
上記に指導内容のほんの一部を紹介させていただきました。
今では、この居酒屋は、前年比150%アップ、現在 月商平均/300万円前後、スタッフも3名対応となりました。
やることをやれば、必ず数字は、ついてきます。















